少しだけ長いメッセージ

京都駅から、ガタゴト1時間。そこからさらに車で30分ほど。

その名の通り、川合いの小さな集落に、三和町川合(かわい)はあります。

自然豊かで魅力的な場所ですが、人口は減り、小学校は閉校し、やっぱり過疎化が進んでいます。

この現状をなんとかしたいと、地域の有志が集い、カワイ・リバース・プロジェクトを立ち上げました。

リバースには3つの意味が込められています。

一つは、川を意味する、RIVERS。

私たちの心の拠り所である清らかな川にはいまもたくさんの魚が泳ぎ、

夏には市街地から泳ぎにやってくる人たちで賑わいます。

二つ目は、復活を意味する、REBIRTH。

もう一度、川合が元気になってくれるよう願いを込めて。

そして三つ目は逆転を意味する、REVERSE。

「何もない田舎」を逆転の発想で捉えてみれば、

実は大変面白くチャンスの多い場所かもしれない、と感じはじめました。

例えば、どういうわけかこの地区では、都会からの移住者がポツポツと増えはじめています。

地元ではただの古い家だと思われたものが、

若い感覚の彼らには手作りで改修して住める、魅力的な住処に映るらしい。

そういえば、何もないと思っていた田舎は、

鮮やかな山々や澄んだ川があり、美味しいお米も野菜も豊かな土地でした。

子どもが少なくお年寄りが多いということも

逆に考えれば、地域みんなで子どもを見守れるということかもしれない。

喫茶店も飲食店もほとんどない場所ですが、

これからワクワクする場所を作るチャンスがあるということかもしれない。

地元に住む私たちの、都合のいい考えかもしれませんが。

このプロジェクトも、まだまだ足りないものだらけです。資金も、スキルも、仲間も。

けれど逆に考えれば、足りないからこそ、

新しい出会いや、つながりが生まれるチャンスなのかもしれない。

そんな思いでこのサイトを立ち上げました。

プロジェクトメンバー

土佐祐司
(農事組合法人かわい代表理事、カワイリバースプロジェクト代表)

加藤英雄
(農家民宿ひでじろう&のこぎり演奏家)

沢田さやか
(農家民宿経営)

鈴木圭
(移住者地域住民、京都府委託職員 里の公共員)

中嶋弘二
(地域外協力者)

森田洋行
(NPO法人京都丹波・丹後ネットワーク)

杉岡 秀紀
(福知山公立大学地域経営学部准教授)